山王祭(宮津祭)

2025年5月13日(火)〜5月15日(木)まで、山王宮日吉神社で「山王祭(宮津祭)」が開催されます!

山王宮日吉神社の「山王祭(宮津祭)」は、毎年5月13日〜5月15日に開催されているお祭りです。

開催期間中は、神輿を中心に宮津の市街地を巡り、太神楽・浮太鼓が付き、太鼓の音が鳴り響きます。山王宮日吉神社の神輿は「ヨォッサァー」の掛け声とともに宮津湾の対岸の波路御旅所まで約12キロを巡ります。

宮津祭の最大の見せ場は神輿(芸屋台)の「御宮入」である還御の儀です。漁師町御旅所の神輿は夕闇と共に「練り込み」と呼ばれる往復をくり返します。

何度行うかは決まっていませんが、川にかかる小橋を超えると練り込みは終わって宮入り道中を進みます。宮入りと共に神輿担ぎ手の掛け声が変化します。

タイムスケジュール

手水の儀 8時30分

山王祭はご神木前の手水の儀から始まります。巫女の作法の下で、一同手と口をすすぎ心身を清めます。この後、宮司、神職、舞姫、宮役員等は石段を参進して祓所へ向かいます。

修祓の儀 8時50分

修祓(しゅばつ)の儀は拝殿に入る前に、宮司・神職・舞姫及び参列者のお祓いをする儀式で、しめ縄が張られた神域祓所で斎行されます。修祓の後、拝殿に参進着座して、例祭の儀式が始まります。

浦安の舞 9時20分

浦安の舞は国の平安を祈る舞で、鉾先舞鈴を使った舞と檜扇の舞とあります。山王宮では二人の舞姫による鈴舞を執り行います。視覚的にも技術的にも鈴舞がより高度な舞となります。
浦安の舞は午後2時、宮津市役所に於いても神輿に向かい奉納されます。

太神楽奉納 9時40分

山王宮太神楽は江戸中期より山王下神楽とし伝承されてきました。城下町の神楽らしく時間が短いのが特徴で、鈴の舞、剣の舞、乱の舞の全てを合わせても十五分程度で収まります。

浮太鼓社参 10時30分

浮太鼓は江戸時代初期から漁師町に伝えられるもので、江戸中期に現在の形が造られました。宮津市の無形文化財に指定されています。江戸後期に変化しながら近郷の神社にも伝わってゆきますが、漁師町では古来の浮太鼓の技を今も変わらずに伝承しています。
祭当日、宮司家前では江戸時代中期に記録されています本来の傘鉾を立てた下での、しきたり通りの浮太鼓が演じられます。

神幸祭 11時

浮太鼓は宮司家より石段上の神域幣殿の左側庭上に進み、神幸祭の間中早打ちをおこないます。神輿組の担い手はは出御の間、片膝をついて下を向き警蹕(けいひつ)と呼ばれる「オォー」という神を迎える声を発しながら神を迎える柏手を打ち続けます。山王宮神輿に伝わる独特の儀式が展開されます。

発御 11時20分

威儀物行列を先頭に神輿、神職、巫女、浮太鼓の巡幸が始まります。神輿は止まることなく漁師町浜まで進み、天橋立に続く海辺で祈願を行ます。その後12キロに及ぶ渡御が始まります。宮津城下の街々で平安を祈り、神社に戻るのは夜8時30分頃となります。

城下巡幸 11時30分

神輿は先ず漁師町浜まで二つの石段を休まずに下り、浮き太鼓も太鼓を担いでで連なって行きます。海辺でしきたり通りに豊漁と安全の祈願を行った後、神輿は宮津各所を進み街々で平安が祈願されます。

還御 午後8時30分

お宮入り還御の儀は山王祭礼のクライマックス。太神楽を先頭に神輿、浮太鼓が一体となり、漁師町広小路よりお宮を目指し参進します。「よいやーさー」のかけ声に浮太鼓の音が重なり、石段から境内は人々でいっぱいになります。

拝殿に神輿が帰り三度持ち上げられると神域の灯りが全て消されて神域は浄闇に包まれます。神輿組の発する警蹕(けいひつ)と浮太鼓の響き、それに人々の柏手の音が重なり合う中で神がご本殿に帰られます。 その瞬間に浮太鼓は打ち止めて、ここに3日間の山王祭の全てが終了します。

イベント詳細

 イベント名山王祭(宮津祭)
 開催期間2025年5月13日(火)〜5月15日(木)
 開催場所山王宮日吉神社
 入場料無料
 公式HPhttps://www.sannougu.jp/sannoumaturi/