天念寺修正鬼会 2025

2025年2月4日(火)に、天念寺駐車場で「天念寺修正鬼会 2025」が開催されます!

修正鬼会は、六郷満山寺院を代表する伝統行事です。15時~昼の勤行、18時~夜の勤行から立役・鬼の登場(終了は22時頃)。

赤い災払鬼と、黒い荒鬼は先祖の霊ともされており、松明に仏の法力をこめて叩き、参拝者に福(家内安全・五穀豊穣・無病息災など)を届けます。

スケジュール

  • 15時:昼の勤行
  • 19時頃:垢離取り(コーリトリ)
    川中不動前の川中にテイレシ、カイシャクが入って身を清めます。
    カイシャクは、地元住民の役であり、大松明を奉納するほか、鬼の介添えを務めるなど、修正鬼会には欠かせない役割です。
  • 20時頃:タイアゲ、夜の勤行
    大松明3本を講堂と身濯神社に献灯して、天念寺講堂前・身濯神社前・本堂寄りに立てます。
    タイアゲが終わると僧侶は法衣に身を包んで講堂に集まり、いよいよ修正鬼会の夜の法会が始まります。
  • 21時20分頃:米華(まいけ)
    黒い道服に着替えた僧侶たちが、立役(たちやく)の所作に入ります。2名の僧侶が、右手に香水棒(こうずいぼう)という道具を、左手には膳に載せた白米、藁、牛玉杖(ごおうづえ)を持って、相対して節に合わせてリズミカルに舞い、舞いの最後には膳を振り上げ、後方に白米などを撒きます。撒かれた白米は食べると健康に良いとされ、藁は身体の痛むところに巻くと治ると言われています。また、牛玉杖は田んぼの角に立てておくと虫除けになるとされています。​
  • 21時30分頃:香水(こうずい)
    香水棒を持って様々な所作を行います。鬼会が無事に済むように神仏に願ったり、仁聞(にんもん)ら伝説の僧侶たちの修業を再現したりと、一つひとつに意味があります。最も激しい香水は、足を踏みながら調子をとりつつ、香水棒を上下や横に振りながら踊ります。経文の結句”オンソワカ”で一回転して床を香水棒で突きます。
  • 21時50分頃:四方固
    堂内の四方に四天王を奉請し、東西南北を結界して、鬼が堂外に飛び出すことや、法会を邪魔する魔物の侵入を防ぎます。
  • 22時頃:鈴鬼の登場
    男女の面をかぶり、右手に鈴、左手にガラガラ(ウチワとも呼ぶ)を持って10種の舞を演じます。ガラガラには米粒が入れられており、振るとガラガラと音が鳴ります。
    災払鬼・荒鬼を招くための法舞とされていて、軽快な所作の中に鬼を招く動作が含まれています。とくに、最後の法舞は”オニマネキ”と呼ばれています。
  • 22時30分頃:災払鬼(さいばらいおに)・荒鬼(あらおに)の登場
    鈴鬼の退場後、カイシャクに背負われて災払鬼(赤鬼)と荒鬼(黒鬼)が登場します。「鬼招き」の所作の後、鬼は松明に法力を込め、カイシャクたちを引き連れて堂内を暴れまわります(鬼走り)。松明を振りながら「ホーレンショーヨ、ソラオンニワヘ」と叫び、火の粉が飛び散り堂内は騒然となります。2体の鬼は講堂の中心で松明の火を合わせる「火合わせ」を行います。
    その後、院主が「鬼の目」という餅を撒き、拾った人は鬼に餅を見せながら逃げます。鬼は松明で追いかけて叩き、叩かれると1年健康で過ごせるとされるため、人々は競って餅を拾います。「鬼の目餅撒き」が終わると、参拝者が講堂内に入り、災払鬼・荒鬼が松明で背中や肩を叩いて無病息災を加持します。※火の粉が飛ぶので服装には十分注意してください。その後、「鬼鎮め」を行い鬼会は終了します。​

交通規制について

大松明の移動に伴い、天念寺講堂前の市道で交通規制(車両通行止め)を実施します。
ご理解とご協力をお願いいたします。

■規制時間:19時00分~21時00分
■規制範囲:天念寺講堂前(500m程度)

駐車場のご案内

駐車場は下記2か所です。

  1. 天念寺駐車場『西側』
  2. 天念寺駐車場『県道548号沿い』

※天念寺隣にある鬼会の里歴史資料館の駐車場は、修正鬼会に出仕される僧侶の方や関係者の駐車場となりますので停めることはできません。あらかじめご了承ください。

イベント詳細

 開催期間2025年2月4日(火)
 開催時間15:00〜
 開催場所天念寺駐車場
 入場料無料
 公式HPhttps://www.city.bungotakada.oita.jp/site/showanomachi/29543.html