八戸えんぶり 2025
2025年2月17日(月)〜2月20日(木)まで、八戸市中心街周辺で「八戸えんぶり 2025」が開催されます!

八戸えんぶりは、八戸地方に春を呼ぶ豊年祈願の郷土芸能です。
およそ30組のえんぶり組が一日を通して八戸市中心街ほか市内各所でえんぶりを披露します。
重厚感のあるお囃子に華やかな衣装と舞、冬真っ只中の八戸が祭りの熱を帯びる4日間。800年以上の歴史を持つとも言われる、八戸の冬の風物詩にご注目ください。
えんぶりの踊りには、苗作りから、田植え、草取り、稲刈りを経て、米俵を大地主の旦那様に納めるまでの一連の流れが凝縮されています。
一番の見どころは、太夫(たゆう)と呼ばれる舞手が、馬の頭をかたどった華やかな烏帽子を被り、頭を大きく振って舞う「摺り」です。
「田んぼの上をならすように摺る」ことに由来しているという力強い動きで、冬の間眠っている田の神を揺さぶり起こします。
イベント内容
奉納摺り(長者山新羅神社/観覧無料)
全えんぶり組が長者山新羅神社に集まり、本殿の前でえんぶりの舞を奉納します。冬の早朝、冷たく澄み切った空気の中、神前で行われるえんぶりは厳かな雰囲気です。奉納の後には撮影会も行われます。(撮影会は常番町えんぶり組、賣市えんぶり組)
えんぶり行列/一斉摺り(長者まつりんぐ広場~八戸市中心街/観覧無料)
長者山新羅神社での奉納を終えた各えんぶり組は長者まつりんぐ広場に移動し、「えんぶり行列」を成して八戸市中心街まで練り歩きます。出発を待つ間は、広場で思い思いにえんぶりが披露されます。
えんぶり行列が中心街に到着すると行われるのが「一斉摺り」。中心街に集結した34組のえんぶり組が一斉に舞を披露します。その様子は圧巻で、数あるえんぶり行事の中でも最大の見どころとなっています。
御前えんぶり(八戸市庁前広場/観覧無料)
もともとは殿様の御前で舞ったえんぶりの名残として、八戸市長はじめ関係者の前でえんぶりの舞を披露します。一般の方も鑑賞できます。
史跡根城えんぶり(史跡根城の広場/要入場料)
日本100名城にも選ばれている史跡根城(ねじょう)の本丸主殿前でえんぶりが披露されます。
【入場料】
一般:250円
高・大学生:150円
小・中学生:無料
※史跡根城の広場の入館料
えんぶり公演(八戸市公会堂/有料)
SG GROUPホールはちのへ(八戸市公会堂)で行われるえんぶり公演。迫力の摺りや愛らしい祝福芸など、えんぶりの魅力を余すことなくじっくり座って鑑賞できます。ほかにも市内の小・中学校の児童生徒らによる「子どもえんぶり」はえんぶり公演限定のステージです。次代を担う若き舞手のえんぶりをご覧ください。
【料金】
通常料金1,500円
団体料金:1,350円
※前売当日同額
※中学生以下無料
※団体は20名以上
えんぶり一般公開(八戸市庁前広場/観覧無料)
日中に八戸市庁前広場の特設ステージで披露されるえんぶりはとても華やかな雰囲気。どなたでもご覧いただけます。
お庭えんぶり(更上閣/要予約・有料)
更上閣は明治時代に建築された財閥の邸宅であり、国登録有形文化財に指定されている風情溢れる建物。そんな更上閣の庭園で披露されるえんぶりは、夜空に包まれながら日中とはひと味違う幻想的な雰囲気を醸し出します。
甘酒と八戸せんべい汁を味わいながら、お屋敷の旦那様になった気分でえんぶりを鑑賞する、贅沢な時間を過ごすことができます。事前に観覧券をお買い求めの上、お越しください。
かがり火えんぶり(八戸市庁前広場/観覧無料)
八戸市庁前広場にかがり火が焚かれ、その明かりの中でえんぶりが行われます。夜空を背景に炎が燃え上がる中、烏帽子がきらめく太夫の舞や響きわたるお囃子は情緒があり、日中とは異なる魅力に惹き込まれます。
スケジュール

イベント詳細
イベント名 | 八戸えんぶり 2025 |
開催期間 | 2025年2月17日(月)〜2月20日(木) |
開催場所 | 八戸市中心街周辺 |
料金 | 一部有料 |
公式HP | https://visithachinohe.com/ |